食べものだけで余命3か月のガンが消えた 全身末期ガンから生還した、私のオーガニック薬膳ライフ

余命三ヶ月のガンが消えたと話題になった、話題の書籍「食べものだけで余命3カ月のガンが消えた」が発行部数20万をいよいよ越えるなど、注目を集めていますが、この本にはいくつかの疑問点がある事でも一部で話題になっています。

特定のガンに効果が見込める可能性があるだけで全てのガンに効果があるわけではないと言ってものならまだしも、そもそも病名自体が存在していなかったり、掲載されている放射線治療法が医学的にありえないとも言われ、その内容の信憑性が疑わしい、嘘が入り込んでいる可能性もあるとのことです。

また、書籍以前の問題で、著者である高遠智子さんにも経歴詐称疑惑が発覚し、実際に調べてみるといくつもの疑問点があるようでした。

高遠智子さんのプロフィールを見てみると、まず、2000年に「フランスパリのEcole Ritz Escoffier(リッツエスコフィエ)に入学。4年がかりでフレンチガストロノミー上級ディプロマまで取得」と記載してありますが、受講生の名簿を調べてみると、「受講生の名簿を調べましたが、高遠智子、あるいは旧姓の藤原智子という名前では登録がありません」との返答で、本当に入学したのかが分かりません。

次に、2005年に「中国北京中医薬大学薬膳学専科に入学」とありますが、この大学には薬膳専科と言う学科は存在していないとの事。

さらに2006年に中医国際薬膳師を取得とありますが、この資格を取得するには、5年間の在学に加え、さらに認定のためのハードルをくぐらなければならないため、1年程度で取れるのもおかしな話と言うこと。
もちろん名簿に名前は無いそうです。

つまり、どれも経歴を証明するものが存在していない可能性があり、彼女が本当に一定の知識を身につけているかどうかも分からないのです。

それとも、偽名で留学でもしたのでしょうか。もしくは、現在は偽名を本名であるかのように名乗っているのでしょうか。
それでも時系列的な矛盾はどうにもならないので、これに関しては説明が欲しいところですね。

これについて、婦人誌「女性自身」の編集部が版元の幻冬舎に問い合わせたものの無視されたとのことで結局は分からずじまいのようでした。

未だに書籍は経歴や学歴を使ったマーケティングが横行していますが、ひとつの分野において、専門家や権威と呼ばれる方が執筆するだけで話題になりやすいものです。
さらに、危機感を煽るものやダイエット、健康系の書籍は飛ぶように売れますので、それを掛け合わせた販売手法と考えてもいいかもしれませんが、ガンの問題は非常にデリケートで、藁にもすがる気持ちで購入した人もいるかと思うといたたまれない気持ちにもなります。

もしも書籍の内容が全て真実であれば、それを証明する情報も合わせて公開するべきだと思うのですが、無視を決め込み続けると、いつか問題が発展するかもしれません。特に今は詐称や嘘にはうるさい世の中ですから、場合によっては鎮火待ちというのは逆に火に油を注いでしまう事になるかもしれませんよ?