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最近特にインターネット上で話題に上っているキーワードであり、テレビなどのメディアでも取り上げられるようになったものとして「マイルドヤンキー」という言葉があります。

昭和の時代でいえば「ツッパリ」、ちょっと時を遡れば「ヤンキー」、都会では「チーマー」といわれる、所謂ちょっとだけ(大きく?)レールから外れた若者たちの総称として揶揄されることもありますが、最近突如として現れたマイルドヤンキーとは、一体どのような若者のことを指すのでしょうか。

従来のヤンキーといえば、多くの人が想像する通り「人に迷惑をかける攻撃的な若者」という印象が強く、実際に社会問題になるほどにまで暴れ回る若者も多く見られました。

様々な事情の中で、一般的な社会のレールからはぐれてしまうことを「グれる」とも言いますが、まさにその象徴のような存在とも言えるでしょう。

社会に迷惑をかけ、暴れ回る10代の少年少女というのが大体のイメージだと思います。

それに対し、マイルドヤンキーというのは一般的に言われるような攻撃性という物を持っていない傾向にあります。

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地元に根付き、地元愛を持って日常生活を楽しもうという気質の若者がほとんどであり、そのような若者たちを総称して「マイルドヤンキー」という呼ばれ方がするようになったのでしょう。

そうやって見てみると、普通の若者では?という気もするのですが、彼らは彼らとて大きな問題を抱えていると言われています。

彼らは派手な生活を好まず、質素な生活をしています。一見すると素朴なようにも見えますが、彼らの多くは社会的地位自体は決して高いものではなく、非常に保守的な一面があります。むしろ保守的すぎるところもあり、経済活動としては活発な傾向にあっても、基本的に社会と関わることを嫌いがちです。

社会と関わらないということは、それは地元の政治であったり、国の政治に対しても無関心ということでもあり、彼らのような若者が爆発的に増えてしまうと、若者の政治参加が著しく減少してしまうという悪循環がおこってしまうのです。

そう言った意味においては、彼らもまた反社会的な気質を持っているかもしれないという見方も出来てしまうのです。人に歯向かうようなことはせず、攻撃性もないため普通の若者のようにも思えてしまいますが、社会との関わりを否定するところは従来のヤンキーと言われる若者たちと大きな違いがあるわけではありません。

また、普通に一般社会に溶け込んでいるようにも見えなくもないため、団体で行動しているとき以外はおよそヤンキーには見えないことから、徐々に若者の社会に浸食している分、性質として決して好ましいことではないという社会問題も透けて見えてきます。

今でこそまだ大きな問題にはなっていないものの、今後もいっそうこのような若者の傾向は増加していくだろうということは予測されており、これから10年後、20年後にもなると、少子高齢化社会などの複雑な要因も絡み合って、非常にデリケートな問題にまで発展する可能性もあります。

このように、従来のヤンキーとはまた違う若者の問題がようやくメディアでも取沙汰されるようになりましたが、大きな問題となる前に早急に対策を考える必要が出てきているのです。