カズ語録 (PHP文庫)

Jリーグ創設時から最前線で活躍し、元・日本代表のフォワードとして国際Aマッチ89試合出場。現在でも歴代2位となる55得点を上げた、日本サッカー界のキング・カズこと三浦知良選手が、ワールドカップに向けて特別コーチとして緊急招集されたことが分かりました。

誰よりもサッカーを愛し、ワールドカップを追い続けながらも機会に恵まれなかった男の、もう一つのワールドカップとも言える今回の招集。
形は違うものとなってしまいましたが、ついにワールドカップに参加することになります。

キング・カズこと三浦知良選手は、高校中退後単身でブラジルへ渡り、様々な苦難の中、日本人でありながら多くのファンに愛される選手にまで成長。その後、日本をワールドカップに連れて行くと言うことを宣言し、当時の読売ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)に入団しました。

日本代表のエースストライカーとしても活躍し、20年以上を経てなお、歴代2位となる55得点を上げた、日本人選手の中でも有数の攻撃的なストライカーでありながらも、パス回しや単体での切り込みどちらにも長けており、体格に恵まれなかったながらも、屈指の優れた選手と言えるでしょう。

1993年のワールドカップ予選にて、ドーハの悲劇と呼ばれるまさかの敗戦(実際は同点ですが、W杯出場が決まらなかったと言う意味では敗戦も同じなので)。
1998年ワールドカップ予選では、大きな成果を上げることが出来ず代表メンバーから落選。その後は様々なチームを回りながら、日本サッカー界の発展に貢献するための活動を行っていました。

日本でのサッカーブーム以来、常に中心として活躍していながらも、ワールドカップに出場をしたことの無い選手であり、ある意味不遇の存在とも言えますが、それでもなお現在において現役選手であり、47歳最年長のJリーガーでもあります。

シーズン中の招集ですので、選手としての迷いもあったそうですが、日本代表の精神的支柱として抜擢され、チームもGoサインを出したことからこの話が動き出したようです。

最終的な決定は近日中とのことですが、これが確定するなら、いよいよカズもワールドカップに参加と言う事になります。選手としてではありませんが、数十年夢見続けた舞台の一幕に関われるのですから、長らくファンを続けてきた人たちにとっても朗報と言えるのではないでしょうか。