ローラの傷だらけ

最近CDが売れないと嘆く音楽業界ですが、その突破口のひとつとしてCDの販売だけでなく、豪華な特典を用意する事でなんとかセールス的に踏みとどまっているのは多くの人がご存知のところでしょう。

特に顕著なのがAKB48の総選挙投票権や握手券との同梱販売で、一部では大批判が出ている物の、CDが売れず収益が見込めない以上はなんとかして売上を維持しなければならない事情も見え隠れしています。

そんな中、金爆ことゴールデンボンバーが今回の新曲「ローラ傷だらけ」は一切の特典無し。CDのジャケット、パッケージも装飾無し、6曲入りで461円(無地のパッケージなので「しろい(461)」とのこと)で販売するという冒険に出た事が話題になっていました。

しかし、ふたを開けてみると、初週のセールスは4.3万枚という結果に。これは前作と比べて4分の1まで落ち込んだと言うことになったようです。

今回のゴールデンボンバーの新曲「ローラ傷だらけ」は特典は一切無し、さらにパッケージの装飾も無しと言うことで、純粋に音楽だけで勝負するという気概のもと製作されました。

音楽だけで勝負すると言っても金爆は楽器持ってないだろ!というツッコミもあるかと思いますが、昨今のアイドル全盛期、握手券やライブ招待券など特典盛りだくさんな時流を考えてもかなり強気な勝負だったように思えます。

その中でオリコン一週目は4.3万枚のセールスで堂々の2位。
ボーカルの鬼龍院翔氏はブログにて、予想より健闘した事。それでもオリコン2位になれたことについては評価しており、決して悲観するばかりの数字ではないと言う認識のようです。

たしかに、最近は様々なアーティストの楽曲に触れる機会がありふれすぎて、CD自体にまで手を伸ばす必要がない時代でもありますし、特典の無いものについてはわざわざ買う必要がないと思うリスナーも多いかもしれません。

ただ、さすがに真っ白のパッケージはやり過ぎのような気もしますし、これでは熱狂的なファンしか買わないのでは?という疑問もあるのですが、純粋に音楽だけで勝負したかったと言うことなのでしょう。

そう言う意味ではある意味ロックンロールしていますし、音楽に対して真摯であるとも言えます。

が、現実はなかなか難しく、販売数が4分の1まで落ちたと言うことは、売上も4分の1です。現在大人気のゴールデンボンバーであってもこの数字だとするなら、この先の音楽業界は音源だけで勝負すると言うのはなかなか困難なものなのかもしれません。

しかし、音楽アーティストの真骨頂はやはり歌であり、音楽。苦しい時期が続きますが、今こそ音楽の力を信じて、どのアーティストにおいても良い楽曲を提供出来るようチャレンジをしてみて欲しい物です。

ソース:握手券無しのCD、売上4分の1に 金爆・鬼龍院「音楽とは、特典とは何かを考えた」