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ここ数日で巷を賑わせている「氷水」のことをご存知でしょうか。

海外ではあのMicrosoftの元社長・ビル・ゲイツ氏やFacebookの創始者、マーク・ザッカーバーグ氏、芸能界ではレディ・ガガさんが相次いで氷水を被るというアクションを公開していました。

それが日本でも上陸し、ソフトバンク社長・孫正義氏を筆頭にホリエモンこと堀江貴文氏から、なんとノーベル賞受賞の山中伸弥氏までもが氷水をかぶり、さらには芸能界にもその流れが波及しています。

なぜ相次いで大物たちがこんなにも氷水を被っているのでしょうか?

このアクションは「Ice Bucket Challenge(アイスバケットチャレンジ)」と言うもので、元々はアメリカのスポーツ界隈において、新人さんを歓迎する際に氷水をかぶらせるというイタズラが起源と言われています。

これに際し、同じくスポーツの世界で活躍しながらも、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と呼ばれる、呼吸する筋肉や喋る筋肉、両手両足の筋肉が徐々に止まってしまう病気にかかってしまった野球選手が、このアイスバケットチャレンジを通してALSの認知を広げようと言う活動から始まりました。

ルールは簡単で、「指名された人は氷水を被るか、100ドルの募金を行う。もしくは両方を行う」と言うもので、このALSの認知を広げるために、こぞって業界の大物と呼ばれる人たちが氷水を被り、さらに支援として募金を開始しました。この模様がフェイスブックで公開され、反響を呼び続け日本にも上陸したと言う流れです。

もちろんこれは強制ではないので、拒否する権利も当然ありますが、自身の影響力を利用し、より広い認知を求めるために多くの大物が参加しているのです。

とは言え、これが必ずしも賛同者ばかりと言うわけではなく、わざわざ氷水を被る必要があるのかと言うことについて疑問を投げかける声もありますし、確実に心臓に負荷のかかる行為で、健常者が行う事についてもリスクがないわけではありません。

しかし、氷水についてはあくまでパフォーマンスであり、本当に伝えなければならないことはALSという難病です。

難病と言われる複雑な病における大きな問題は治療方法や、それに伴う金額の高さはもちろんですが、何より「誰も知らない」という点が治療のハードルを格段に上げてしまっている事実もあります。

この難病を知ってもらうには、派手なパフォーマンスで大衆の目を惹き、難病の存在を知ってもらい、募金を募ると言うことがこの企画ですから、パフォーマンスについて賛否を語る必要は特にないようにも思えます。

また、中には大物たちが大金を支払えば良いと言う声も当然出てくるものですが、一人の大物が大金を支払うよりも、多くの人たちが事実を知り、少しでも募金する事によって得られるのは金額のことだけではなく、難病に関する周知と、それに助けを願う人たちの輪なわけですから、安易にそれぞれの行動を非難すると言うのは筋違いとも言えるかもしれません。

大切なのは、世界にはまだまだ知られていない難病も数多く存在しており、ALSもそのひとつでしかないということ。
今回はアイスバケットチャレンジによってALSの認知を広げて行くというキャンペーンですが、パフォーマンスだけにとらわれず、これを機にこう言ったまだまだ知られていない数多くの難病と言うのが世界中に存在しているということを知るきっかけになればと思います。

ビルゲイツ氏のアイスバケットチャレンジ

なんと、AKB48のプロデューサー、秋元康氏もチャレンジしています。