mandarake01
GO TOKYO(http://www.gotokyo.org/jp/)

アニメグッズや同人誌販売などの大手、「まんだらけ」が熱く注目されています。

と言うのも、8月4日にまんだらけ中野店にて、25万円相当の鉄人28号のフィギュアが万引きされた事が発覚し、まんだらけとしては徹底抗戦する構えで、防犯ビデオに映し出された犯人と思われる映像のキャプチャーを公開したのです。

8月12日までは顔にモザイクがかかっていますが、もしも8月12日までに返還を行わなかった場合、このモザイクを外し、世界中に顔写真を掲載すると発表したのです。

しかし、警察ではないあくまで民間の商店が犯人の顔を晒し者にするということは認められておらず、場合によっては名誉毀損で逆に訴えられる可能性もあり、非常に危険な行為でもあります。

すでに警察側で公開を止めるよう警告を出すなどしていますが、この議論については晒すべきであるという支持の声の方が多く、そしていよいよ13日を迎える事になりました。

が、13日に日付が変更した直後から、この騒動に興味を持ったユーザーが一斉にまんだらけにアクセスしているのか、サーバーダウンしている状態で実際にモザイクが外されているのかどうか確認出来ません。

さらに、本当に晒すのかどうかについては支持の声も多い一方、「やり過ぎだ」「ただの私刑でしかない」という声もあり、非常にややこしい話となりつつあります。

ただ、警察ではない、あくまで単なる一般企業が万引きに対する抑止力を主張したとしても、本当に顔写真を晒すと言うのは企業倫理はもちろんのことですが、法律的に許されるかと言われれば、それも違う話となります。

犯人が特定出来るのであれば法的に訴えるのが筋ですし、すでに顔が分かっているのであれば、警察に任せ、然るべき処置をとると言うのが法治国家のあるべき姿です。

反面、万引きと言う行為に対して、25万円相当の商品が盗まれたという事実はあるものの、そこまで警察が親身に犯人探しをしてくれるのかというのも疑問で、万引きや車上荒らしのような現行犯でしか捕まえる事が難しいものについては、そこまで頑張って捜査をしてくれるわけではなく、結局泣き寝入りせざるをえないのが実情でもあります。

法が頼れないなら自身で裁くしかないという考え方はありえるかもしれませんが、実際に行動に起こしてしまう事は非常にリスクが高く、しかもまんだらけは上場企業なのですから、社会的道義において今は溜飲が下がるかもしれませんが、将来を考えても良いことであるはずがありません。

また、私刑を望む人も非常に多いのですが、これが本当にまかり通ってしまった場合、痴漢の冤罪のようなもので、もしも自身が容疑をかけられ、同様に制裁を加えられるような事が起こったとするならどうするのでしょうか?

前例がまかり通ってしまう以上は明日は我が身の可能性も考慮しておくべきでしょう。たとえ自分が無罪であっても、です。

さて話を戻し、実際にまんだらけは顔写真を公開する事になるかどうかと言うことが争点となっているわけですが、最終的には警視庁の制止により、公開しない事を決定したようです。

警視庁の要請により顔写真の全面公開は中止させて頂きます

今回は予想外に多くの方たちの応援メールやお電話を頂き感謝しております。
それだけ多くの一般市民の皆様が法制度や司法・警察の現状にやりきれない思いをお持ちだということも事実として多々あるのだと思います。
しかしまんだらけの基本的な方針としては、あくまでも法令遵守を基本とした上で警察の捜査に協力する立場をとらせて頂くことと、 窃盗した商品を本人の良心にもとづきあくまでも自主的に返還してほしかったことを願っておりましたが、 期日である12日 (火) の夜になりますと、報道陣の方々が店舗のあるビルの入り口付近や店舗周りに集まって来られていて、とても犯人が入って来られる状況にはなかったということがありました。

実はその直前に犯人の身内 (女性です) と思わしき方より「8時 (20時) までに返せばいいのだろうか」という内容の電話があり、 期待して待っていたのですが、どうも無理なようでした。
今後は証拠も十分あるので、警察の方々のお力を信じてお任せしてまいります。
重ねて今回応援して下さった多くの方々にお礼を申し上げます。
本当に有難うございました。

と言うことでした。
あっさりとした結末と言えばあっさりとしていますし、望んだ結果と違う事に不満を感じる人も多いでしょうが、法的に処置を取ると言うことが大切ですので、落としどころとしてはこの辺りが妥当ではないでしょうか。

あとは無事、盗まれた鉄人28号が帰ってくる事を祈るばかりです。