めちゃイケ大百科事典(エンサイクロペディア)

土曜20時の顔としてすっかりおなじみになった、お笑いコンビ・ナインティナインの看板番組「めちゃ×2イケてる!(通称めちゃイケ)」ですが、全盛期の高視聴率も今では見劣り、ついに視聴率が6%台の一桁まで落ち込んでしまうほど人気が低迷してしまっているようです。

ここ最近のデータにおいては、3月1日放送のフジテレビ開局55周年スペシャルで最大の平均視聴率22.1%。
これはビートたけし、明石家さんま、タモリのお笑いビッグ3が登場する時間帯だったと言う事もあっての数字で、全体的には徐々に数字は下落して行く一方です。

ゴールデン枠で視聴率一桁は最早致命傷ともいえる数字であり、長寿番組でもなければ早々に打ち切り、新番組が始まってしまうところでしょうが、めちゃイケはすでに18年続いている、土曜の定番番組。そう簡単には打ち切りにはできないところもありますが、さすがにこの低視聴率が続くようであれば、考え方も変えなければならない時期に差し掛かっているようです。

めちゃイケは古き良き時代のバラエティを踏襲する意味合いでも、当時から評価が高く、「ダウンタウンのごっつええ感じ」終了後の、残されたバラエティ番組として期待されてきました。
その中でも数々の名コントや話題のコーナーを生み出し、国民的人気を誇るほどの時代を築き上げた点も多くあります。

しかし、このようなバラエティは過激であるほど面白い風潮であるにもかかわらず、世間は表現規制を押し進める一方で、昔ながらの過激なコントやコーナーがあった時代は批判に晒され続けていました。

特に有名なのが、「しりとり侍」という、今でいうところ「メチャギントン」なのですが、罰ゲームは今のような生易しいものではなく、一度ミスをするとエキストラにボコボコにされる(殴る蹴るなどされる)もので、余りに過激すぎると批判が殺到し、自粛する動きもあったほどです。

他にも数々の批判、騒動を生み出してきましたが、その度に自粛・自重が繰り返され、表現が生温くなるにつれて出来ることも少なくなって行った印象があります。

つい先日も、小保方晴子さんをパロディにした「阿呆方さん」コントを発表しようとしましたが、不謹慎であると批判が殺到して放映出来ないということもありましたね。

現在では新メンバーも加わったことで大所帯となりましたが、コントらしいコントはほとんどなく、大きな企画で時間を使うことが多くなっています。バラエティ番組ではこのような流れといいますか、初期はコントに集中し、徐々に企画ものに移行していくのは珍しいことではありません。

過去、ダウンタウンのごっつええ感じでもそうでしたし、水曜8時枠のバラエティ「はねるのとびら」でも同様の流れでした。
過激すぎるコントや企画はクレーム殺到と隣り合わせとなるため、どうしても「本当に笑いが取れるネタ」が使えなくなってくるんですね。

めちゃイケも18年という長寿番組ということもあり、徐々に出せるネタが少なくなっているようにも思えます。コントらしいコントもほとんどなく、過剰でありながらもギリギリ批判の的にはならないものを選んで撮影しているものだと思われますが、やはり全盛期であったり、深夜番組時代の「とぶくすり」「めちゃ2モテたいッ!」時代と比べると、どうしても見劣りしてしまう感は否めません。

それが如実に視聴率に現れてしまっているものだと思われますが、ここで番組開始時から製作に関わってきた「片岡飛鳥」氏が復帰することが決まり、ここで挽回出来るかどうかが勝負所のようです。

土曜の8時と言えば、多くの人にとって一番楽しい時間帯でもありますから、また再び「面白くて過激なめちゃイケ」が見れることを切望します。